司法試験のデジタル化
今年の司法試験から、パソコンを用いて解答する方式に切り替わったようです。いずれはそうなると聞いていましたが、改めて聞くと驚きます。厳密にリンクする話ではないのかもしれませんが、先日ブログでも投稿したmints義務化の時期と重なりますので大きな節目だと感じています。 私が受験したころはすべて手書きでの解答でした。当然のことながらかなりの分量の筆記を求められ、一度書いたものの修正もパソコンほど容易ではないので、当時は当然のこととして受け入れていましたが、今思うとかなり大変なことをさせられていたなと思います。文字の書きやすさ(見やすさ)や疲労感の軽減、紙との相性まで考えて筆記具を試行錯誤していたのも良い思い出です。司法試験の受験生の間では、長時間の筆記を想定した際に、ボールペンより万年筆の方が筆記速度が優れている、疲労感も比較的感じにくいという意見が浸透していました。私もロースクールに入ってから、いくつか万年筆を試しました。一番使いやすかったものを司法試験の本番でも使用し、おかげで試験を乗り切っています。 そこまで来ると万年筆が手になじんでくるので、弁護士となった今でも万年筆は使い続けています。そう思うと、司法試験のデジタル化で万年筆ユーザーが減らないか多少心配になってきます。パソコン受験ではキーボードは備え付けのもののようですので、キーボードにこだわりたい方でもさすがに持ち込みはできないようです。試験に向けてあれこれと道具にこだわる風習は消えていく流れかと思うと、少しさびしくはあります。
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